コラム

乾燥だらけの冬こそ、潤い対策に力を

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肌トラブルの大敵「乾燥」。特にこの季節の乾燥は気になるものです。
シワやたるみといった肌老化だけでなく、ピリピリするような肌荒れや、かゆみが起こる場合もあり、比較的健康な肌の方にもちょっとしたきっかけで肌トラブルにつながることが
あります。そうならないためにも取り入れたい冬の乾燥対策をご紹介します。

夏の乾燥と冬の乾燥はどう違う?

健康な肌の維持のため「乾燥対策」は季節を問わず気にしておきたいものですが、夏の乾燥と冬の乾燥では肌に与える影響に違いがあります。
① 夏の乾燥日本の夏は気温だけでなく湿度も高く、空気が乾燥しているというよりは
・紫外線によるダメージで肌が乾燥する
・エアコンの使用により乾燥するなど間接的な原因が肌を乾燥させています。
そのため紫外線予防のような外側からのスキンケアが欠かせません。
② 冬の乾燥
・空気中の湿度が低く乾燥している
・気温の低さや強い風によって肌乾燥がすすむ
・室内や移動中の車や電車などの暖房によって空気がさらに乾燥する・夏場に比べて水分不足になりやすく体の内側から乾燥しやすくなる
など、常に乾燥にさらされているうえ、肌の水分が蒸発しやすい状態になっているのです。
そのため、冬の乾燥対策では
「常に乾燥している空気に負けない肌体力を高めるケア」が必要です。

「インナードライ」状態の肌はどうなる?

冬の乾燥対策で高めたい「肌体力」のひとつが「モイスチャーバランス」です。
「モイスチャーバランス」とは、肌の「水分・脂質・天然保湿因子」のバランスのことを指し、このバランスが整っていると、肌水分が蒸発しにくくなり乾燥のダメージに負けない肌体力を維持できます。
ところが冬は、乾燥肌だけに関わらず「モイスチャーバランス」が乱れやすいため、
肌の内側から水分不足になる「インナードライ」状態になってしまいがちです。
そうすると
・肌のキメが乱れる
・小じわが増える
・かゆみや赤みなどの肌荒れが起こる
・肌の透明感が失われる
・スキンケアなどの刺激に反応しやすくなる
などの肌トラブルが起こりやすくなり、そのまま放っておくと肌老化が加速していきます。

冬の肌乾燥対策は「ダブルケア」がカギ

空気の乾燥という外側からのダメージと、インナードライによる内側の水分不足。
ダブルでダメージを受ける冬の肌には、
お手入れにも、外側からと内側からの「ダブルケア」を取り入れるのが効果的です。
まず外側のケアとしては保湿効果のあるスキンケアの使用、加湿器の利用、バスタイムの工夫などがあります。
ただこれらの外側からのスキンケアだけでは、一時的な対策でしかなく肌の潤った状態を維持するには不十分です。
そこでプラスするべき内側のケアとして
・水などの水分をこまめに飲む
・肌生成に必要なビタミンやミネラルなどのバランスが取れた食事をする
・体を温め血行を良くするなどが挙げられます。
さらに、飲み物や食事から積極的に水分を摂取しても、過剰な水分は体外に排出されてしまうため、
肌の水分保持のために、「コラーゲン」「ヒアルロン酸」「エラスチン」といった潤い成分を高めるケアもプラスすることで、肌水分量が維持しやすくモイスチャーバランスの整った肌づくりがしやすくなります。

冬の潤い肌づくりはメリットがいっぱい

冬の乾燥対策をダブルケアで行い肌体力を高めておくと、ターンオーバーや肌生成など、肌細胞が正常に働きやすくなるだけではなく、夏の紫外線ダメージにも負けない肌づくりも期待できます。
肌が受けるダメージは、夏に受けた紫外線ダメージが冬の乾燥肌に影響するなど、良くも悪くも季節を超えて影響が続くものです。
ぜひ冬の肌づくりに真剣に取り組んで、どんな季節も満足できる肌の状態をキープする肌づくりを目指しませんか。

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