コラム

ひじ・ひざの「おばさん化」回避のために気を付けたいこと

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顔に比べてお手入れの頻度が低くなりがちなのが「ひじ」や「ひざ」。
一方で半袖から見えるひじやスカートから見えるひざは、案外人から見られていて、思いがけず老けてみえたり、清潔感が欠けてみえてしまうこともあります。
カサカサや粉ふき、黒ずみなどの、ひじ・ひざの「おばさん化」を回避するために今のうちからできることをご紹介します。

ひじ・ひざの「黒ずみ」「カサカサ」「たるみ」の原因とは?

ひじやひざが「老け見え」する原因は大きく3つ、「黒ずみ」「カサカサ」「たるみ」です。

①「黒ずみ」
ひじやひざは、日常生活の中で「摩擦」のダメージを受ける機会が非常に多いパーツです。 デスクワークなどではひじをついて書類を書いたり、家事ではひざをついての拭き掃除など、堅いものと擦れることが多くあります。
また、服による摩擦も常にあり、デニムなど厚手の服による擦れはダメージも強くこれらの擦れや摩擦によって「黒ずみ」ができます。

②「カサカサ」「粉ふき」
ひじやひざは、顔などの他のパーツに比べて、「皮脂腺」が少なくなっています。
つまり元々、潤いを保ちにくく乾燥しやすいパーツということです。
それが、加齢や食生活によってさらに潤いを保ちにくくなることで、年々、「カサカサ」「粉ふき」のような乾燥状態になってしまいます。

③「たるみ」
ひじやひざは、曲げ伸ばしを非常に多く行うパーツです。
年齢とともにその伸縮回数がどんどん蓄積されていくことが、皮膚の「たるみ」の原因になります。その他、運動不足などで脂肪の蓄積や筋力低下が重なると、皮膚を支えることが困難になり、たるみを増長させることがあります。

カサカサ、黒ずみは、肌を守ろうとする「メラニン」「古い角質」

摩擦や乾燥や伸縮などの外部刺激やダメージから肌組織を守ろうとすることでひじやひざの皮膚では、変化が起こってきます。

①「メラニン」が発生する
メラニンは、紫外線を浴びたときに、肌を守るためにメラノサイトから生成されますが、
紫外線の他にも、摩擦や擦れなどの刺激によっても発生します。
メラニンは色素成分ですので、多量に発生することで色素沈着が起こり、黒ずみの原因となります。

②「角質」が分厚くなる
ひじやひざの皮膚は潤いを保ちにくく、水分蒸発を防ごうとして、角質を分厚くしようとします。
さらに、加齢などによりターンオーバーのリズムが長期化することで、古い角質がいつまでも剥がれ落ちずに表面に留まることで、表面の角質がめくれたり乾燥します。
これが、カサカサの原因です。

ひじやひざの老化は、これら「メラニン」「角質」が大きな原因であるため、
クリーム保湿やピーリングなどの表面的なケアだけでは、一時的な対処にしかならず不十分です。

カサカサ、黒ずみの解決のカギは、皮膚の「ターンオーバー」

カサカサ、黒ずみの原因「メラニン」「角質」にアプローチするためには、肌内部で肌が生成される段階からのお手入れをプラスするのがおススメ。
まず、「メラニン」は表皮の最も奥「基底層」で発生しますがダメージを受けることでさらに奥の真皮にまで蓄積されてしまうことがあります。
肌奥で出来てしまったメラニンをいつまでも肌表面に留まらせないためにも「ターンオーバー」のリズムを整えることが ひじやひざの「黒ずみ」解消につながります。

さらに、「ターンオーバー」が整うと、
保湿力のある新鮮な肌を維持しやすくなるので、古い角質がいつまでも留まることが減り、カサカサ解消にもつながります。

「ターンオーバー」のリズムを整えるためには
「水分」「肌弾力成分(コラーゲン・ヒアルロン酸・エラスチンなど)」「血行」の3要素を整える対策が効果的です。
特に、曲げ伸ばしの機会が多いひじやひざは、「コラーゲン」が不足すると関節や軟骨の老化にもなります。また、痛みなどのダメージにもつながるためコラーゲンの積極的な摂取が役立ちます。
内側へのアプローチが大切ですので、食事やサプリメントなどによるサポートが不可欠です。
保湿ケア、バスタイムなどでの保湿、脂肪をつきにくくする軽い運動に加え、
意識的に食事やサプリメントなどによる「メラニン」「角質」のお手入れをプラスしてみてください。

ダメージを受け続けるひじ・ひざのお手入れで清潔感のある若々しさを

ひじやひざは、潤いも維持しにくく、また常に動かしていたり衣服などによる摩擦が避けられないパーツです。
一度角質が分厚くなってしまうと、中々元に戻しにくいもの。取返しが付かなくなる前に、 肌生成(ターンオーバー)からアプローチするお手入れを日々意識して潤いと弾力のある肌を目指しましょう。

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